モンテッソーリBox もじ
モンテッソーリ教育とは
医者であり教育者であったマリア・モンテッソーリが考案した教育法です。
子どもには生まれながらに学ぼうとする力が備わっています。大人が一方的に知識を与えるのではなく、子どもの興味や自発性を尊重し、子どもが自主的にものごとに取り組むことで成長を促します。
モンテッソーリ教育の主な目的は「子どもの自立」にあります。そのためには大人は周囲の環境を整える必要があります。
その準備はただおもちゃを置いておくのではなく、「やってみたい」「できた」という達成感がないと継続的な遊びにつながりません。
モンテッソーリの教具は、子どもが自発的に集中して取り組めるように工夫されており、子どもの成長や発達をサポートします。
モンテッソーリ教育を受けた著名人
近年ではFacebook創業者マーク・ザッカーバーグや、マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ、バラク・オバマ前大統領、また日本では、将棋の藤井聡太棋士がモンテッソーリ教育を受けたということで、その存在が広く知られるようになりました。
世界に影響力をもつ多くの著名人がモンテッソーリ教育を受けています。
モンテッソーリの言語教育
マリア・モンテッソーリは、子どもが感覚によって学ぶこと、またいくつかの「敏感期」を経て、多様な能力を身につけることを観察しました。
言語にも「敏感期」があり、子どもはその「敏感期」に自分の周囲で話されていることばを母語として獲得します。
言語の敏感期は、2期に分かれ、
●7カ月の胎児期~3歳ごろ:話しことばの敏感期
●3歳ごろ~6歳ごろ:文字に対する敏感期
とされています。
モンテッソーリの「言語教育」では、この「敏感期」に、子どもの発達段階に合わせて適切な環境や教具を用意することで、語彙を豊かにすることから始まり、文字の読み書き、そして文法の習得にまで至ります。
中でも、3歳ごろからの文字に対する敏感期は、読み書きの敏感期にあたります。マリア・モンテッソーリは幼い子どもたちが自分の感覚で学ぶ様子を観察し、子どもが文字の音と形を楽しみながら身につけられるように、ざらざらとした材質の文字を考案しました。
『モンテッソーリBox もじ』の特徴
46枚の「砂文字カード」が入っており、カードの文字の部分にはざらざらとした質感の加工が施されています。「砂文字カード」を見て触り、なぞることで、文字を書く前段階の学びとして、自分の感覚で文字の形を感じ取ります。砂文字のざらざらとした感触がお子さまの知的好奇心を刺激し、読み書きを楽しく学ぶ手がかりとなります。
<冊子付き>
モンテッソーリ教育法に基づく20の活動を紹介するブックレット『砂文字を使った20の活動』
モンテッソーリ教育法に基づき、砂文字カードを使った活動を紹介している冊子です。
読み書きの敏感期は3歳ごろから始まります。
文字に興味を持ちはじめたお子さまに、砂文字カードを使って楽しく学ぶヒントを紹介しています。